「広島へ酒蔵訪問 」  日本酒 NO2


地図の16番の亀齢さんに訪れる、社長の石井さん。取締役で弟さんの石井さん。営業の上田さんにお会いする、色々なお話の中に今の日本酒の現状を憂慮され蔵の生き残りとして地元の愛飲家を大事にし又特定酒に力を入れる。お酒は四つの条件、香りが良い事、辛・酸・甘・苦・渋の五味のバランスが良い事、そして色がつきすぎっていないこと、最後に鮮やかなつやがあること。亀齢は昔ながらの製法、技術にこだわっている事がすごく伝わってきます。

亀齢酒造は古くは「吉田屋の酒」として親しまれていたものを、明治初期に長寿を願って「亀齢(きれい)酒造」と命名されました。
 現在6代目石井社長を筆頭に西垣杜氏による機械に頼らず、手をかけ時間を費やし、全て低温醗酵による仕込みで酒を醸し出し、 広島の酒は甘いイメージですが、亀齢の酒は辛口、そのなかでも八反錦の荒々しさ、山田錦のコク深さ、千本錦の綺麗な味、強力米の力強さというふうに、それぞれが個性のある思いのこもったお酒です。

杜氏は「悦凱陣」でずっと造っていた「西垣杜氏」。今から11年前に蔵を移り「亀齢酒造」に親子で杜氏・蔵人として入りました。西垣杜氏の造る酒に惚れ6年前から純米酒「亀齢萬年」という特定銘柄をつくりました。残念ながら、お父様である「西垣信道さん」は3年前に他界。その後は息子さんである「西垣昌弘さん」が杜氏としてお酒を醸しています。
そして亀齢さんを後に次の訪問先の金光酒造へ10分程で着き、煉瓦の煙突が見える蔵